【見るために集中する】
- labyrinthiinaanet
- 2013年8月12日
- 読了時間: 2分
作品の制作中、最も重要な事のひとつに集中力を保つことが挙げられます。自分が集中する目的とは「描く」行為に没入するためだと考えていました。描くために、集中することに集中するよう意識して制作を行っていましたが、7月中旬ごろ、いつもどおりの制作をしている時、自分は描くためではなく「見ること」を目的として集中するべきなのだということに気付きました。
通常、制作を開始すると、線の状態が見え始めるまで15~30分程かかり、場合によっては見えないまま集中が途切れて休憩をすることがあります。線の状態が見える状態とは、新聞の誌面を虫眼鏡で見ている感じにも近く、線のエッジにある砂粒以下の乱れやざらつきなども明瞭に見える状態です。
これは見ようとしなくても描いていれば自然と見えてくるものだったので、特に見ることだけに向けて集中するということはなく制作をしていましたが、見るために集中しているのだと理解してからは、見える状態に入るまでに必要な時間が圧倒的に短縮され、数分程度で見え始める日も増えました。そして、集中する目的を理解してから2週間あまりが経過した8月頭ごろ、また新たな意識の変化が生まれました。

これまでは、ある程度集中して画面を描き進めると頭の中が疲れてしまい、30分~1時間程度の休憩をはさみ込みながら制作を進めていました。頭が疲れてくると集中力も途切れ始め、見えていた線も見えなくなります。集中力の持続時間を伸ばしていくことは、今後の制作においても必須です。そこで「とにかく手元を見ているだけでいい。見ていれば自然と描ける」と自分で自分に言い聞かせ、その他のことは考えないようにしてみました。すると変な気負いは消え失せ、時間の流れる感覚もあまり感じなくなり、ただ見ていれば自然に手が動いて描けていくという状態に入り込みました。
これは、目に映る迷路の状況に対して、どのようにペンを動かすべきかを手と頭が覚えており、反射によって体が動いてくれていたのだと思います。まだ思うようにコントロールは出来ませんが、確固たる意思をもって、自分が望む集中力の持続を得られるようしていきたいです。
Kraftwerk/The Man Machine