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【石の上にも3年を迎える】

  • labyrinthiinaanet
  • 2013年1月23日
  • 読了時間: 3分

最後にブログを更新してから8ヶ月以上の月日が経過していました。今年は2010年に迷路の制作を始めてから3年目となる年です。1月もすでに下旬を迎えており新年の挨拶を述べる時期ではないですが「石の上にも3年」という言葉にあるように、何かを得られる一年となるよう精進したいと思います。改めて本年も宜しくお願いいたします。

昨年を振り返ってみると、木彫りの十六羅漢との出会いが最初の大きな出来事でした。十六羅漢とはお釈迦様の弟子であり、修行僧になります。出会いのきっかけは、昨年の今頃知り合った方から十六羅漢の写真展を行うという案内を頂いたことです。ちょうどその頃、中東カタール・ドーハで開催されていた村上隆さんの個展「「Murakami – Ego」の中継動画にて、村上さん本人が新作「五百羅漢」の制作意図などを述べているのを見ていたこともあり、羅漢に対する興味が高まっていたのですぐに写真展の会場へと向かいました。

会場に到着すると、薄暗い空間の中、圧倒的な迫力でこちらを眺めている羅漢の姿があり、なんとも言われぬ衝撃を受けました。すぐに案内を送ってくれた方に連絡を取り、この羅漢像にはどこへ行けば会えるのかを教えてもらい、その週末、カメラを持参して教えて貰ったお寺へ行き、お寺の方の了承を得てその姿を写真に収めてきました。

現在、撮影してきた十六羅漢の写真は、迷路の制作をしている部屋の壁に自分を見つめている状態で飾っていますが、この出会いは作品の制作中、どのような心持であるべきかの指針となりました。これから黙々と迷路の制作に没入できれば良かったのですが、何の因果か断るに断れない縁で久しぶりに大きな新築物件の設計をすることになり、自分が今行うべき本分は迷路の制作であるという強い思いと葛藤しながら、腹をくくって迷路の制作を一時中断し、設計図と模型の制作を行いました。

図面を書いていた期間はおよそ2ヶ月ですが、この間、次に迷路の制作に復帰した際、果たしてそれまで築いてきた自分の線が崩壊しないかという強い不安がありました。図面を仕上げる事に追われて、迷路を描くことが出来ずに過ごした2ヶ月の間、ふつふつと溜め込んだフラストレーションは、自分が描く迷路に対して良い意味での変化を与えてくれました。その変化は精神的な部分もあれば、描いている迷路の線の中それぞれに現れましたが、時には休むことも重要であり、必要なことだと学びました。

その他に2012年を振り返って大きかったことは、9月に東京で開催されたGEISAI#17に自分の迷路作品を展示しに行ったことです。作品の状態としては未完成状態での出展だったため不完全燃焼な部分もありますが、自分が頭の中で思い描いていた展示手法が具体的に実現でき、建築で培ってきた経験は無駄ではなかったと実感することが出来ました。

当日はほかの出展者の作品や会場設営の様子なども多く見ることができ、普段はなかなか得ることの出来ない貴重な経験と多くの刺激をもらいました。GEISAI出展のため自分が東京に滞在していた数日の期間、名古屋から友人も駆けつけてくれて、あらゆる場面で手助けをしてくれました。会場設営ひとつを取ってみても、自分ひとりだけの力では難しかったです。この友人には、本当に感謝しています。

昨年を振り返って記していく内に、とりとめのない内容になってきました。

今回の記事は、今後の抱負と目標を記して終えたいと思います。

・ 一日にして成らずの精神で迷路の制作を継続する。

・ 迷路の構成要素は線のみである。だからこそ、線の性質は追求する。

・ 作るべきは、子どもたちが遊べる迷路であるということを忘れない。

・ 迷路に国境はない。国境を越え、世界に知られる迷路作家になる。

Aphex Twin/Alberto Balsalm


 
 
 
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