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【杉の無垢フローリングとリフォーム】

縁あって、住宅のリフォームを計画している自分と同年代の夫婦の方を紹介して貰い、先日より、こちらのリフォームに関する作業に取り組んでいました。リフォームを計画している住宅が建っている現場が自分の住む町から遠方だったため、必要な資料やサンプルをスーツケースに詰め込み、現地に10日間ほど滞在しながら、夫婦の方と打ち合わせをしたりリフォーム会社や工務店さんと話をしたりしてきました。

建物の所在地や概要はプライバシーの問題もあるため書きませんが、自分と話をする前に大手リフォーム会社にも相談をされていたそうで、リフォーム会社からは床暖房の設置を勧められているとのことだったのですが、現地に向かう前に資料として預かっていた住宅の間取り図の状況であるとか、まだ小さい2人のお子さんがいるということなどを考えると杉の無垢フローリング、それも通常の無垢フローリングより分厚い3センチの厚さをしたフローリングを廊下も含めた室内の床に張ることを提案しようと考えました。

一般的によく使われているフローリングは表面が硬く塗装され、その下地は合板で傷はつきづらいのですが、これと比較すると杉の無垢のフローリングというのは圧倒的に傷がつきやすいです。無垢のものを使うからには、その材料が持つ性質の良い点、悪い点を、お客さんに対して十分に説明した上で現物も見てもらい、理解と納得を得てから採用しないとあとから問題になるという可能性を持っています。

これを避けるため工務店に勤めている地元の先輩に依頼して、杉と桧の無垢材と、参考となる別の木を使った無垢フローリングのサンプルをお客さんへの説明用に準備したり、実際にご自宅に杉の無垢フローリングを使っている別の先輩の家も急遽訪問させてもらい、改めて「これをお勧めして大丈夫だ」と確認してきました。

杉の無垢フローリングを張ったダイニングリビング(先輩のご自宅にて撮影)

右下に写る椅子は、先輩のお父さんが製作されたオリジナルの「杉」の椅子です。

ここまで主に杉の無垢フローリングに関しての事を書きましたが、全ての準備を整えて現地に移動してからは、リフォームするにあたってのお客さんからの要望を聞き取り、それらの要望を現地に滞在中に図面にまとめて、工務店さんたちに見積もり依頼を出してから自宅に戻り、今は見積もりの金額が出てくるのを待っている状況です。

今回のリフォーム工事に関する遠征にあたっては行ってみるまで予定が読めず、滞在スケジュールも予定より延びたのですが、現地が観光地に近いということもあり、作業をしていない空き時間には色々と足を伸ばしてたくさんのものを見てきました。折りしも桜の季節。自分を含めた多くの人たちが桜の花にカメラを向けていました。

東日本大震災の発生以降、どうも落ち着かないというか気分が優れなかったですが、次回の記事では「自分はこの先、迷路の創作活動を通じてどうしたいのか?」を書きたいと思います。


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