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【迷路の書き方と解き方について】

今日は「迷路の書き方」と「迷路の解き方」について書いてみたいと思います。まず、「迷路の書き方」ですが、これは、自分が迷路を描く際の考え方や具体的手法を、このブログ内で記事にしましたが、その記事を読んでくれた方より、自分が描く迷路はどうやって描いているのかも含めて謎を残しておく方が、自分の迷路の作風に合うとの意見を頂き、自分もこの意見がもっともだと思えたので、現在は非公開となっています。

上記の事情に依り、自分が考えた迷路の描き方は今回も非公表とさせて貰いますが、インターネットで調べますと、以下の2つの書き方が一般的な迷路の書き方のようです。

1. 壁を交わらないように書き足していく方法

2. 格子を書いてから壁を取り払う方法

これだけを読んでみても具体的な迷路の書き方のイメージが沸きづらいと思いますが、簡潔なイラストで説明してる方がいますので興味がある方はこちらをクリックください。迷路というのは、ある意味、理屈の固まり(ルールの徹底)で完成させていくものなので、迷路として成立させる(必ず正解ルートがある)ためのルールさえ、ちゃんと理解すれば、誰でも簡単に書くことが出来ます。次に、「迷路の解き方」ですが、こちらに付いても以下の解き方が存在しています。

1.右手法

2. トレモー・アルゴリズム

3.その他の解き方

右手法とは、文字どおり「右側の壁に手を付き、ひたすら壁沿いに進む」という方法で、トレモー・アルゴリズムとは、ヘンゼルとグレーテルの物語の中にあった1シーンみたく、自分が通った道に通ったことを示す印しを付けていくという方法で、途中、行き止まりにぶつかったら、この印しを頼りに分岐地点まで引き返し、まだ印しの付いていない方に進んでいくという行為を、ゴールに到着するまで繰り返すという方法になります。

ちなみに、2番目の解き方は、19世紀のフランスの数学者が紹介した解き方だそうで、この事からも、迷路が理屈によって作られているということを伺い知ることが出来ます。

これから迷路の送り手として、迷路の制作活動を行いたいと思っている人間としては、「迷路の解き方」の理屈を使って迷路を解くという行為は、迷路を楽しんでもらうという意味であまり喜ばしくはなく、出来れば、鉛筆やペンを握り締め、何度も行き止まりにぶち当たりながら、地道に挑戦してもらえると嬉しいなあと願う次第です。

自分の場合、作り手であるという立場上、出来上がった迷路を皆さんの前に出す前に、自分だけは正解を把握しておく必要がある(場合に依っては提示する必要もある)と思うようになり、ここ数日、迷路の書き方と解き方についての思考を巡らせていました。

次回は、自分の迷路に対する自分の考え(スタンスなど)を記事にしたいと思います。


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