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【ポストカードをデザインする】

週末より、オリジナルのポストカードのデザインをしていました。このポストカードについては、以前、別の記事の中でも少しだけ触れているのですが、自分がこの先、何かの縁でお会いした方たちに対して、礼状や手紙を出す際などにオリジナルのモノを使いたいと思い、主に自分が使うためのモノとして作り始めました。

最初に作ったデザインは3つで、それぞれ基本色(黒)のものと色をつけたものを作り、いつでも使えるようハガキサイズのケント紙に印刷して持ち歩くようにしていましたが、先日より、デザインを考えるアタマを作る訓練としてポストカードの制作に取り組もうと考えるようになり、これにあたって自分自身にノルマを課そうと思ったのです。具体的なノルマとして、毎週1枚、新しいデザインのポストカードを作ることを決めました。1年間、継続する事ができれば、約50デザインのポストカードが出来上がる計算です。

最初の1~2ヶ月は、ある程度順調にデザインのアイデアが沸くような気もしますが、それ以降は、かなり考えないとデザインが浮かばなくなると思っています。この煮詰まった状態の中で妥協したデザインに逃げる事はしたくないと思いますし、逃げないためには、絶えずデザインを意識して過ごさないとダメなわけで、その中に自分を追い込む事があとで必ず生きてくると思うので、毎週1枚のポストカード作りは途中であきらめたり妥協したりする事のないよう、確実に継続していきたいです。

それで、上に書いたような事情に依り、この間の週末は、早速、1回目のデザイン作りを行っていたのですが、すでに手元にあったデザイン3種も含め、色々と試行していました。試行というのは、アタマの中に浮かんだデザインを実際のポストカードに落とし込んでいく制作手法の検討や(CADとフォトショップ、イラストレーターなどを併用しながら作ります)色を使ったデザインの場合、グラデーションの効果の確認、あとは、印刷する紙の検討、印刷する際の設定など、ポストカード作りに必要なこと全般について色々試していました。

色を使ったデザインの一例。グラデーションを使っています。

今回の試行の中で目からウロコだった事は、元々作っていたポストカードというのは「最高級ケント紙」と書かれたポストカードサイズのケント紙に印刷していたのですが、先月、東京で購入してきたmuse社製のインクジェット専用紙にも印刷してみたところ、かなり明瞭なラインでプリントされ、ケント紙に印刷した場合とは、かなり違った印象に仕上がったので、紙を変えることに依って、如何に作品の表情が変わって見えるのか実感した次第です。(どちらの紙が良かったというより、それぞれの個性がわかった)

muse社の両面インクジェット専用紙(ポストカードシリーズとあります)

毎週1枚というノルマは、あくまでデザインを1案考え、それを形にするということで、実際のポストカードにする際には、基本色1枚、カラー2枚の計3パターンを作ります。1年後、150枚近いポストカードが揃ったときには、どこかで皆さんにも見てもらえる、そのような機会が作れるといいなあと思いながら、今回の記事を終えたいと思います。


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